続いては、宿泊予約システム会社が、どのように宿泊予約システムを進めるかについて考えてみましょう。
特にはじめて宿泊予約システムを依頼する場合、どのような流れで宿泊予約システムを導入するのか、よくわかりません。
そうした時は契約を取り交わす前に、先方の宿泊予約システム会社が、具体的な作業の進め方について、お客さんの立場に立って分かりやすく説明してくれるかどうかをチェックしましょう。
親切なシステム会社なら、宿泊予約システムのパンフレットやサイト上に、そのような内容が明記されているはずでしょうし、あるいは、営業マンが納得いくまで説明してくれるでしょう。
導入過程が体系化されていない宿泊予約システム会社に限って、 「お客様のニーズに合わせて、臨機応変に対応致します」というような説明をします。
でもこのような進め方では、あとで思ってもいない導入費用が発生したり、スケジュールが遅れたりします。
体系化された「宿泊予約システム導入プロセス」を持っていることが、優秀なシステム会社の必須条件ですから、ぜひこの点についても確認しましょう。
システム会社のプログラマーや制作担当の人間は職人気質の技術者が多いため、お客さんとの話の中で「専門用語」を多用しがちです。
その反面、「ビジネス」に関する知識に乏しい人が多いため、「ビジネス用語」で話すことに慣れていません。
宿泊予約システムを初めて導入する場合、インターネットあるいはシステムの専門家である「宿泊予約システム会社」に、 さまざまなアドバイスや提案を求めることになるでしょう。
ところが、多くのシステムプログラマー・WEBデザイナー等は、経営者のITレベルにあわせて「経営者にわかる言葉」で説明するのが苦手なので、積極的に提案をしようという気になりません。
また、たとえ「技術的な提案」をしてくれても、専門用語がチンプンカンプンなので、 経営者にとってはあまり魅力的な提案に映らなかったりします。
その結果、宿泊予約システム会社に仕事をお願いした経営者の多くが、「もっといろいろとビジネスにつながる提案をしてほしかった……」という不満を持つことになるのです。
こんな事態にならないために、経営者のレベルに合わせて、専門用語を使わないでわかりやすい説明をしてくれるかどうかを、事前にチェックしておきましょう。
その会社の宿泊予約システムや説明書を読んだり、営業マンと話したりしたときに、わかりやすく説明を受けられたかどうかを判断基準にするとよいと思います。
例えばサイトのシステム説明画面で
こうした説明文を出してくる業者は避けた方が無難です。
くれぐれも、専門用語を使わずに、経営者の言葉で宿泊予約システムの提案をしてくれる宿泊予約システム会社を選ぶようにすることをオススメします。